IoTという言葉をネットや新聞で見ない日はないというくらいに言葉が普及しました。
IoTとは、おさらいですが”Internet of Things”のことです。
様々な物がインターネットに繋がる仕組みですね。
1、IoTとはどんなもの?
IoTとは色んな物(製品)にセンサーを付けて事象のデータを感知します。
感知した内容をユーザーデータとしてインターネットを介してクラウド発信してデータを集約します。
クラウドではユーザーデータを外部のビックデータに結合するとともに、AIがデータの解析をします。
解析した結果をもとにユーザーに改善や提案などを行うのがIoTの一連の流れです。
ユーザーへの改善や提案というのは、身近なものではユーザーが”より便利になる”、”より元気になる”、”より速く移動出来る”などですね。
2、IoT時代で大切なこと
IoT対応の製品を利用しているユーザーはIoT製品を介して企業にデータを送信します。
ということはIoTの時代はユーザーと企業がIDで個人を認識してずっと繋がり続けるというこになります。
ある意味、ユーザーと企業が直結されるということです。
私はこのことをユーザーと企業の”絆”だと考えています。
これからのIoT時代には高性能な製品を作ることよりも”絆”を大切にすることこそが企業にとって大切だと思います。
3、IoT時代のビジネス
IoTのビジネスは今までのような製品だけを売り切るだけではなくて、モノの機能(使用すること)を提供することになります。
製品を販売するだけではなくてIoTを介してデータを解析してアフターマーケットにおいて付加価値を創出する。それがIoTです。
IoT時代のビジネスは別名で『モノのサービス化』と呼ばれています。
ハード製品を売るだけではサービス価値を提供し続けるのが難しいので、
『モノ=ハード✖ソフト✖サービス』を一体に捉えて全体の価値(機能を使用する)に対価を求めるサービス型ビジネスへの転換が必要になってきます。
企業の立場でいえば、例えば保守を含めてユーザーと繋がることが出来るのであれば性能を保証する期間は長くなくても良いと考えます。
IoTで集めた稼働データを解析して、故障時期を予見して故障前に部品交換が出来るのであれば、1~2年で故障するかもしれない廉価部品を採用するのも有りかなとは思います。
『故障しない』品質よりも廉価に作ってフォローアップする体制を充実させることに重点を置く考えのほうが良いのでないでしょうか。
どちらを取るかは企業の商品戦略になるとは思いますが…。
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