手紙や文章にはその人の持つ人となり、教養、性格、美意識すべてが出ると思います。
文章が下手とか上手とかだけではなくて文や単語の醸し出す雰囲気が相手に伝わっていく…それが文章だと思います。
手紙であれば文章だけでなく、字の上手い下手、文字色の濃淡、便箋や宛先の書き方まで全てを含めて相手に伝わるんだと思います。その人の持つ美意識とか心が垣間見えるのが手紙とか文章なんだろうなぁ…と。
今はキーボードで文章を作成しているので文字の太さとか力の入り方とかは表に出ないです、でも私の文をみてどんな人間だと思いますか?分かりますか、想像が出来るでしょうか?
これは実は本人には分かりにくいものなんです。ちゃらい感じはしないでしょうが、逆に硬すぎる文章では?なんて気にしています。
文章ではその人なりの姿や形は分かりませんよね、でも心の奥に秘めていることや気持ちは逆に文章にしたほうが見えて来るのではないでしょうか。
例えばラブレター、相手の見た目では分からないこと、普段目にしているだけでは感じないような点をラブレターでは感じることが出来ると思いませんか。
その人の美意識や真っ直ぐなところとか、優しさだとか気遣いとか…色々と普段は見えないところが手紙にすると見えるかも知れませんよね。
そういう私ですが、生涯で一度だけラブレターを書いたことがありました。
昔のことすぎてどんなことを書いたか何も憶えていませんが確かに出したことだけは憶えています。
その時は自分の気持ちをきちんと伝えたかった、でも口で伝えること出来なかったんですね、なので文章にしました。
その後は相手とは特に変化もなく過ごせました。今考えるとそれで良かったとのだと思います。当時はモヤモヤしていたので前を向けるトリガーが欲しかったんでしょう。
自分のために文章を作ったと今では思えます。
文を書くのにはもちろん文章が上手なほうが良いですよね。
起承転結にまとめられている読みやすい文章を作れるほうがまとめ下手な文章よりかは良いと思います。
でも大切なのは熱いハートが文章に乗り移っているかが一番ではないでしょうか?
拙い幼稚な書き方の文章でも気持ちがこもっていれば、伝えたいと思っている文章に魂がこもって読むだけで暖かくなれる文章になると思います。
私はそんな文章が大好きです!