海外に行ったことありますか?
私は40代なかばまでは結構出掛けていました、ほとんどが仕事での出張です。
サービス関係の仕事をしている関係で色んな国に講習に呼ばれて訪問させて頂きました。
訪問した国を下記しますね。
数えると6カ国です、中国は北京と上海、北京は2回行きました。
それほど多くなかったですね。(笑)
でもここ10年くらいは海外に出ていません。
仕事が国内向け商品を中心になったことが大きいうえに最近はサービスに対する考えも変わってきています。
メーカーからみると故障したら修理するより交換するに変わりました。
修理するには製品を作るよりコストが掛かるんですね。
少しでも安く商品を供給して利益を上げるためには修理コストを下げる必要があります。どうしても交換中心のサービスになってしまうんです。
また部品メーカーさんもメーカーの修理には付き合ってくれません。
製品の生産終了イコール部品供給も打ち切りです。
製品メーカーは生産終了後も5年とか7年は製品保守する必要があります、けれども部品は買えなくなるんです。
7年間分の修理部品はどうやって確保しますか?メーカーがいっぱい買って保管しておくんですか?
保管費用やら使わなかった場合の廃棄費用とか色んな費用がサービス経費になります。
全て修理費用となって最後は製品価格に跳ね返ってくるんです。
お客さんの考えも変わってきました。
これは海外製品が多く日本に入り込んできたのが大きいと思います。
ダイソンとかアイロボットとかアップルとか…。そしてパソコンも海外製品が溢れていますよね。
海外メーカーは製品が故障した場合に修理する会社は少ないです。
iPhoneなどは故障した場合、修理ではなくセット交換で対応していますよね。
iPhoneは結構な高額商品だと思いますが、あのiPhoneでも故障したら修理せずに新しセットに交換しているんです。
そのうえ海外製品は何年間保守するとかないですよね。
保証期間は故障しても修理または交換してくれるので大丈夫ですが、保証が過ぎたら『買い替えてください!』です。これが普通です。
日本は従来からの枠組みで動いているから5年とか7年保守して故障修理が必要になってくるんです。
これで海外メーカーに立ち向かうなんて無理ですよ、サービスコストは製品コストなのですから海外メーカーに価格で負けてしまいます。
我々がいるサービス関係だけではありません。色んなところで過去からの改革が進められています。
ユーザーや消費者にとって好ましいかどうかは分かりませんが、サービスにしろ何にしろ確実に世の中は変わっています。
自分も負けないように変化が出来るように、スライムみたいな柔軟性でやっていこうと思います。(笑)