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改正労働基準法で有給休暇の5日取得義務化について思うこと

今年は働き方改革が叫ばれていますが休み方改革!?も進められています。

新聞などで噂になったのでご存知のかたも多いと思いますが、改正労働基準法平成31年から有給休暇の5日取得が義務化されます。

このため、この5日間の有休を年度のはじめに計画してあらかじめ申請取得する動きが多くの会社で出ています。

 

有休はある程度計画して取得しないと取ることが難しいと思います。それはどうしても日々の仕事に追われていて無計画だと休みにくくなるからです。

あらかじめ計画して有休予定を立てていると、忙しくてもなんとか1日の隙間を作るくらいは実行できるものです。

でも計画していないと仕事を優先してしまうのはひとの心理だと思います。

 

私の場合ですが、いままではおおむね1年を3期に分けて各期ごとに有休取得を計画してきました。

4ヶ月以内であれば自分の仕事の繁忙や閑散状態が把握しやすくて休みやすい時に申請しておくことが出来ました。

でも年度のはじめに『5日間の有休を計画して計画通りにやすみなさい!』といわれると計画出来ますか?

わたしは難しいと考えています。

 

仕事の繁忙が年度のはじめに見えるでしょうか?何もない月のように見えて休む計画をしたところで、直近になるとやれ売上挽回とかいろんなアクションを取らないといけない月て多いじゃないですか。

今の時代に1年先の業務まで見えている事業はありません。あるとするとお決まりの営業だけしている事業、衰退している事業だけではないでしょうか。

海外やベンチャーに負けないスピード勝負をするのであれば、年度始めに計画を立てさせて休ますのはどうかと考えます。

もちろん義務化される有給休暇の5日取得は必須です。なので休むのは”MUST”です。

ですが年度始めに計画/申請してそのまま休ませることに私は反対です。

 

例えですが、秋のシルバーウイークに合わせて4日取得するひとが多くいたとします。

でも9月/10月に新しい商品やサービスが始まるという計画が3ヶ月前に決まったとしたらどうしますか?

残業ですか?働き方改革なのに残業してしのぎますか?

やはり個人の年休の話なので強引に計画させて取らすのはいかがなものかと思います。

 

現在は多くの会社では長期連休が3回あります。正月休み、ゴールデンウィークそして夏休み。

各休みがもっと長ければよいと思っている人はいると思いますが長期連休を年に4回にすることはだれも思っていないと思います。

特に有休で取得するとなると皆が働いている時に自分は休むことになる。すると廻りの誰かに仕事の負担が掛かってしまうことになります。

 

やはり5日の義務化分を年度始めに計画するのは違うと思います。