mac-3's blog

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IoT時代にはユーザーと企業はずっとつながっている

IoTのサービスをひと言でまとめると”絆”だと私は思います。

それはユーザーと企業がIoTのデータを介してずっとつながっているからです。

 

・IoT時代とはどんな時代か

これからの時代はあらゆるものがインターネットに接続されるIoT時代ですよね。

新聞を読んでもIoTのことばを見かけない日はないくらいに生活に入り込んできたと思います。

 

IoTの普及によって我々の生活や企業活動ではどんなことが起こるでしょう?

企業は今までは物やサービスを売り切って販売する商売でよかったです。

しかしIoTの時代になるとユーザーと企業はデータを介して24時間/365日ずっとつながり続けます。IDで個人を認証してつながり続けることが基本になるため、利用者の囲い込みが重要です。

最近囲い込みが激しくなってきたような!?気はしませんか?

 

・私の考えるIoT

私の考えるIoTはおおむね次のようなフローです。

  1. 製品に組み込まれているセンサーからユーザーデータを集めてインターネットを介してクラウドに集約する。
  2. クラウドはユーザーデータを外部のビッグデータに結合するとともにAIがデータの解析をおこなう。
  3. 解析結果をもとにユーザーに改善提案や情報提供などをおこなう。

  ※ユーザーへの提案はユーザーが”より元気になる”、”より便利になる”、”移動が

   速くなる”などがめぼしいところですか。

 

・IoTのビジネスとは

IoTのビジネスは製品から吸い上げたデータをもとに継続的に提案や提供をおこなうサービスで『物を売っておしまい』ではありません。

ユーザーに製品を提供するのではなく、モノの機能(使用するということ)を提供するのがIoTです。

そしてモノを”使用する(維持する)”ことがアフターマーケットにおいて付加価値を創出して利益が上がる仕組みですね。

これが『モノのサービス化』です。

企業は従来の売り切り販売からモノ(製品)の機能を使用することに対価を求める『サービス型ビジネス』へ方向転換が必要ですね。

 

・IoT化で製品の品質は変わるのか

私はサービスに関わる仕事をしているので品質とかサービスがどうなるかは非常に興味を持っています。

IoTによってユーザーと企業がデータを介してつながる時代になって思うのは、5年も7年も性能保証する製品でなくても良いのではないかと思います。

IoTから受け取る稼働データの解析から故障が予見出来るようになれば、1~2年程度で故障する廉価部品の採用も可ではないでしょうか。

「故障しない」品質よりも廉価に作ってフォローアップ体制を充実させることに重点を置くという選択も有りだと考えます。予見により故障するまえに部品交換することは出来るのですから。

どちらを選ぶかは事業や商品の戦略になるとは思いますがね。

 

まだ生活していて実感にまでは来ていないIoTですが、IoT時代はすぐそこまで来ています。

機械と機械、人と人、そしてひとと機械など、インターネットを介してつながり合う、まさに”絆”ですね。