こんばんは、きょうは「ぎっちょ(左利き)」について書きたいと思います。
私は生まれたときからぎっちょ(左利き)です。
私が育った幼少時代には左利きをあまり良く思われていなかったようで、保育園に入園する前の5歳ころに”お箸”と”えんぴつ”だけは右手で持つように親から矯正されました。
矯正のお陰でこの2つは今でも左手では持てないし字もかけません。
中学時代までお箸の持ちかたが変なクロス持ちをしていたのも、今だに書いた字が汚いのも矯正したせいだと思っています。(笑)
でも矯正したお箸とえんぴつ以外は左利きのままなんですよね。
「あぁ自分は左利きなんだ」と普段生活をしているとよく思います。
最近の子は左利きを矯正する話はあまり聞きませんよね。社会の認識が変わってきているんだと思います。
日本人の場合、左利きのひとは全体の1割程度といわれています。
左利きは天才肌とか芸術肌とかいわれることもありますが、左利きはほぼほぼ損なものです。
世の中は右利き社会で作られているのであらゆるものが右利き用に作られています。
例えば自動改札、机の引き出し、ドアのノブ、ハサミ、腕時計のネジ、パチンコ台、呼び鈴やエレーベータの呼び出しボタンetc…。数え上げればきりがありません。
すべて右利きのひとが便利なようなつくりになっています。
これらの操作を左利きのひとがするには、利き手ではない右手で操作するかまたは無理なやりかたで左手で操作しなければいけないんですよね。
右利きの人には分からないと思いますが、ちょっとしたこれらの無理が左利きというだけで何かにつけて少なからずストレスを受けているんです。
このストレスによって左利きの人は右利きの人より寿命が10年短いという研究結果がでているようです。
アメリカでの研究ですが、私は「あぁなるほどな」って納得したんですよね。
ほんの小さなストレスです、でも毎日右利き社会で生きている左利きは生活しているだけでストレスが蓄積されて10年という寿命差になってあらわれるのだと思います。
寿命にまで差が出る”ぎっちょ(左利き)”ですが、私はぎっちょ(左利き)に生まれて嫌と思ったことはありません。
やはり個性だと思うんですよね。背の高いひと、痩せているひと、男とか、女とか、訛があるとかないとか…すべて個性だと思うんです。
いろんな個性があっていいじゃないですか、むしろ無いほうがおかしくて怖いですよね。
ひとりひとりが自分の個性を大切にして生きていけば良いのだと思います。
左利きのひとはみなさんが同じように個性と考えているのではないでしょうか。
きっとそう思います。
読んで頂きましてありがとうございました。