目の輝きがあるのは責任と刺激があるから。
これ分かる気がしますが、果たしてそれだけでしょうか。
上沼恵美子さんのインタビューがネットにアップされていました。
上沼恵美子さんと言えばいろんなテレビ番組に出演されていましたし関西の人気者。
紅白歌合戦の司会なんかもされていましたよね。
最近はYouTubeに活動の場を移されているみたいですが、まだまだお元気な感じではあります。
そのインタビューで上沼恵美子さんが言われていたのは旦那さんについてでした。
上沼恵美子さんご夫婦は、お子さんも巣立って今は別居婚状態だそう。
旦那さんは上沼恵美子さんの持つマンションに住んでいて、週末だけ自宅に戻って夫婦で暮らすそうです。
嫁の稼ぎが旦那よりも多い家庭で起こりそうな……わたしはそう思います。
でもこんな状態も長く夫婦をしている人たちには分かるのではないかと。
人のこころは変化します。恋人から夫婦、そしてお父さんとお母さんに変わっていきます。
その変化した夫婦の最後状態が、「一番近くにいる人」になるのでしょうか?
そこにたどり着くまでには長い歴史があるとは思うのですが、と思ってしまいます。
旦那さんの世話をするよりも、ひとりでいることを選んだと言うことでしょう。
それよりも、インタビューで上沼恵美子さんが言っていた言葉が気になりました。
それは旦那さんの現状について言っていたこと、現在の旦那さんは悠々自適の暮らしみたいです。
61歳で仕事を辞めて今はたくさんの趣味を持って暮らしているそうですが、仕事を辞めた後はそれまでとはなんか違うと上沼恵美子さんは感じているみたい。
上沼恵美子さん曰く、
「趣味は趣味。仕事と違って責任がありません。責任と刺激は紙一重ですから、仕事を辞めてしまった主人は目の輝きがなくなった気がします。」
そりゃ仕事から離れると人は気楽ですから。
するどく突っ込む必要もありませんし目の色を変える必要はありません。
どうも上沼恵美子さんはそんなお気楽状態が嫌なようですね。
仕事を辞めた人たちは、人としての魅力を失くしている人たちに見えるのかもしれません。
辞めることとか諦めることは、実は簡単です。
だって辞めたらいいのですから。
気楽にはいつでもなれますが、でも仕事を継続しているからと言って目の輝きがキラキラするでしょうか?
目が輝くのは仕事がどうこうではなくて、気力とか知的好奇心があるからです。
その人の気持ちの問題で、輝いたりくすんだりすると思うのです。
責任感や刺激だけでは目の輝きに差が出来ません。きっと。
もしシニアのかたに目の輝きがないとしたら、気力や知的好奇心が減少したことで、周りに興味がなくなり目の輝きをなくしてしまったのではないかと。
私はそう思います。